for ADULT, Maniac Arts and Serious Music-Fan.
For example, it contains "NOëL La neige","Maria-sama Ga Miteru","My-HiME(Otome)","Pretty-Cure Series"
and "Mizuki Nana - A voice actress and singer".
This Webpage was named from the title of the music of Leonard Bernstein.

Recommended:
Internet Exploler 5.5(or higher)or Netscape Navigator 7.0(or higher),
1024*768(or higher)/24bit(or higher) colors,
main text = japanese only


ふたりはプリキュアパーソナリティ

『スマギャン』のパーソナリティが二人ともプリキュアになってしまうなんて!

about

■ここはフリー絵描きSame.の絵とか音楽について好きに語る妙に縦に長いページです。
□This website is the page which "Same." tells freely about a picture or music.
■欧文特殊文字使用のため、ブラウザの設定によっては正しく表示されない部分があります。
□There is a part where a special character is not correctly displayed by the setting.
■Mozilla Firefox等のブラウザでは正しく表示されていない可能性が高いです。
□The possibility not to be displayed correctly in a browser such as Mozilla Firefox is high.
■リンク、アンリンクは共にフリーですが、連絡していただけるとお得な事があったりします。
□If it is good, I hope the link here..."http://fancyfree.mine.nu/".


(http://fancyfree.mine.nu/info/banner01.JPG)


▲ ご自由に。コメントもどうぞ(レス不要の場合はその旨を明記してください)。
※コメントへのレスは「recent」の更新毎に載せます。

update history

1997.9. xaxonで運営していた「来迎昇天 on the Web」の1コンテンツとして開始。
2001.9. xaxonサービス停止につき、infoseekに移転。「来迎昇天 on the Web」と共同仮営業。
2003.4. sakuraネットに移転。「来迎昇天 on the Web」の1コンテンツとして営業。
2004.11. 「来迎昇天 on the Web」から分離独立。
----------------------------------------------------------------
2013.5.7. Top絵更新。「information」更新(通販、商業誌)。「recent」更新。拍手レス追加。
2013.5.17. 「recent」更新。拍手レス追加。
2013.6.17. 「information」更新(同人ソフト情報)。
2013.6.18. Top絵更新。「recent」更新。拍手レス追加。

急告
 まもなくサイトのカウントが2,000,000を超える(驚)ようなので、運良くキリ番(or前後)の人はカウンター(このページの下の方)のスクリーンショットを添付してSame.までメールしてください(お一人様につき一通)。レスポンス悪いかもしれませんが、何か特典を用意します。

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information/pictureマリみてプリキュア/about music/profile/bbs/recent

information

■同人ソフト(こどものこえレーベル)■
New Releases!
『三姉妹の平凡な日常を淡々と描いてみました』
DLSite,デジケットにてダウンロード販売開始しました。(2013.6.17.)

▼下の画像をクリックしてDLSiteの作品紹介ページへどうぞ。
☆こんなに淡々と描かれるとかえって不自然だ(笑)。あとマコトはそれでいいのか?

『ニャル麻雀!』
CD-ROM版は各同人ショップにて販売中です。
とらのあなメロンブックスD-STAGECOMIC ZIN
▲それぞれの店舗の商品紹介ページへジャンプします。
DLSite,DMM,デジケットにてダウンロード販売中です。(2013.3.18.)


▼下の画像をクリックしてDLSiteの作品紹介ページへどうぞ。
☆このオチを見たらみんな「なんですとー!?」と言うと思います(笑)。

『スマイルプリチュパ!』
CD-ROM版は各同人ショップにて販売中です。(2013.1.25.)
とらのあなメロンブックスD-STAGECOMIC ZIN
▲それぞれの店舗の商品紹介ページへジャンプします。
DL版はDLSite,DMM,デジケットにて販売中です。(2012.12.14.)


▼下の画像をクリックしてDLSiteの作品紹介ページへどうぞ。
☆ハメ撮りというのはあるけど、やよいちゃんのやってるそれはどうかと思うな。

▼既発売作品▼







各ダウンロードサイト・書店で発売中。

・Same.が作画を担当する「こどものこえ」作品は、DLsite, DMM及びDiGiketで取扱中です。
・CD-ROM版が書店で見当たらない場合は「こどものこえ」通販をご利用ください(送料無料)。

・実は旧作のCD-ROM版の在庫はD-STAGEさんが豊富です。是非ご利用ください。

■同人誌■
・冬コミ新刊は『PASTORALE〜イーハトーヴ交響曲演奏会レポート』でした。

※きっと世の中の全てのボカロサークルが絶対作らないような気がする内容の本。
※当該ライヴのCDが発売される前までの限定販売でしたが、少々余剰分があります。

その他既発売の同人誌等の通販受付はこちら。(2011.8.21./2013.5.7.更新)

■商業誌関連■
双葉社 アクション ピザッツ HB (2013.5.14.発売)
・メンズヤング2011年1月号で掲載された『天国へのエレベーター』が再録されています。

双葉社 アクション ピザッツ 2013年6月号 (2013.4.20.発売)
・(いつもの増刊ではないです)モノクロ18ページ。こんなことしょっちゅうあったら困ります。

双葉社 アクション ピザッツスペシャル 2013年1月号 (2012.11.28.発売)
・モノクロ18ページ。今回のロケーションは自分の過去の記憶に基づいております。

双葉社 アクション ピザッツスペシャル 2012年8月号 (2012.6.28.発売)
・モノクロ18ページ。そんな都合のいい人妻いないよ!w

双葉社 アクション ピザッツスペシャル 2012年2月号 (2011.12.28.発売)
・モノクロ18ページ。そんな都合のいい彼女いないよ!w

双葉社 メンズヤングスペシャル雷 Vol.18 (2011.4.18.発売 / 2012.10.18.DL販売)
・モノクロ20ページ。そんな姉妹いないよ!w
DMMでダウンロード販売中。雑誌全体でも作品単体でもOK。

双葉社 メンズヤング2011年1月号 (2010.11.30.発売 / 2011.6.11.DL販売)
・カラー6ページ。そんなエレベーター嬢はいないよ!
DMMでダウンロード販売中。雑誌全体でも作品単体でもOK。

双葉社 メンズヤング2010年6月号 (2010.4.30.発売 / 2011.3.11.DL販売)
・カラー6ページ。漫画喫茶にそんな店員いないよ!
DMMでダウンロード販売中。雑誌全体でも作品単体でもOK。

双葉社 メンズヤングスペシャル雷 Vol.12 (2009.10.17.発売 / 2012.7.11.DL販売)
・カラー6ページ。青い空、白い雲。キャラの名前の由来はそれとなく察してください。
DMMでダウンロード販売中。雑誌全体でも作品単体でもOK。

双葉社 メンズヤングスペシャル雷 Vol.8 (2008.10.18.発売 / 2012.5.11.DL販売)
・カラー8ページ。『ドリいじ』が和姦だったらこんな感じ?といった内容。
DMMでダウンロード販売中。雑誌全体でも作品単体でもOK。


ワニマガジン社 快楽天2010年5月号 (2010.3.29.発売)
・モノクロ16ページ。

ワニマガジン社 快楽天2009年10月号 (2009.8.29.発売)
・モノクロ16ページ。

『女軍人アンソロジーコミックス2』(2007.3.30.発売)の口絵
・珍しい仕事、第3弾。凄いピンポイントだw。軍服を描いたのは仕事では6年ぶり。

『お嬢様トライアングル』(2006.11.17.発売) 二次元ドリーム文庫/空蝉さん・著
・珍しい仕事、第2弾。表紙キャラ絵、口絵&挿絵を担当。
『フェラチオアンソロジー 口淫汚辱』(2006.8.30.発売)の口絵
・珍しい仕事、第1弾。凄いタイトルだw。

■その他■
◎最近ヤフーオークション等で、Same.画の同人誌以外のラミネートカードやイラストボード等が「中古」と称されて出品されている場合がありますが(例→)、FancyFreeでは近年その種の品を即売会等で頒布しておりません(2008年冬の「リバーシブルこまちさん」を除く)。過去にFancyFreeで頒布したオンデマンド印刷の冊子や、サイト上のCGから複製した模造品である可能性が高いと思われますので、その点をご承知の上で皆様各自ご対応をお願いします。
※自分は違反商品として通報はしませんし、皆さんに不買を推奨しているわけでもありません。

来迎昇天ホームページは主催者の都合により2010年3月末で閉鎖されました。以降、来迎昇天の「姫の本」シリーズについてのお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
●申し訳ありませんが市販PCゲーム関連の作画等のご依頼は期間・予算・内容・会社に関係無く一切お断りしております。
●同人サークル様からの原稿・CG等の製作ご依頼につきましても既に面識のある方々を除いてほぼお断りさせていただいております。


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picture ...... ▲NEW ▽OLD

マリア様がみてる Maria-sama Ga Miteru
割と すごい 一年生たち
Extreme bathing suits of the first graders.
蕾の すごい ぎりぎり
Yoshino's White Sling Shot
令ちゃんの すごい 紐
Rei's White Sling Shot
その声、かの心を開かん。
Mon cœur s'ouvre à ta voix
むにゅ、さわ、ぽっ
Sei & Yoko, in near the window
紅薔薇の 殺人的な 白水着
Rosa-Chinensis' White Sling Shot-2
旧白薔薇の 罪深き 白水着
Rosa Gigantea's White Sling Shot
紅薔薇の けしからん 白水着
Rosa-Chinensis' White Sling Shot
江利子様の ものすごい 白水着
Eriko's White Sling Shot
グラビアの内容
A Content of Magazine
あったらすごい雑誌
It is terrible when there is such a magazine.
やっぱり すごい お姉さまたちのか(略
Rosa-Chinensis' Family in Australia.
江利子様の すごい お(略
Rosa-foetida's Family in Australia.
白薔薇の すごい 白水着
Rosa-gigantea's Family in Australia.


プリキュア Pretty-Cure


リストラ&本社消滅で悪の力を失い、
「ただもうこうしているだけ」
の存在になってしまったモノたちの毎日。
1234567891011121314
15161718192021222324


パッショナート・バナーナ・ジェラート・アル・チョッコラート♪
Hibiki & Kanade licks Ice Bar.
after "Suite Precure♪"
ハピネス・バナナアイス
Setsuna licks Ice Bar.
after "Fresh Precure!"
アイスの間違った使用法
How is Ice bar used?
after "Yes! Precure5"
二本目のアイスを食べる準備
Ice bar or another one?
after "Yes! Precure5"
バナナアイス・サンシャイン
Love licks Ice Bar.
after "Fresh Precure!"
エスポワールなバナナアイス
Miki licks Ice Bar.
after "Fresh Precure!"
バナナアイスでヒーリング
Inori licks Ice Bar.
after "Fresh Precure!"
のぞみ雪ダルマ
Kowainaas in Park.
after "Yes! Precure5"
シェスタ?
Komachi, Shesta?
after "Yes! Precure5"
コワイナーまわるまわる
Little-Karen and Kowainaas.
after "Yes! Precure5"
りんちゃんといっしょ
Rin and Kowainaas.
after "Yes! Precure5"
テキ屋のブンビーさん
Bunbee of small Kowainaa sales.
after "Yes! Precure5"
ゆく年くる年コワイナー
Seeing the old year out of Kowainaas.
after "Yes! Precure5"
眼鏡、どうかしら?
Karen, near the window.
after "Yes! Precure5"
眼鏡、どうかな?
Rin, near the window.
after "Yes! Precure5"
バナナアイス-花鳥編-
Saki & Mai licks Ice Bar.
after "Futari wa Precure - Splash Star"
やすらぎのバナナアイスチョコレート味
Komachi licks Ice Bar.
after "Yes! Precure5"
知性のバナナアイス
Karen licks Ice Bar.
after "Yes! Precure5"
情熱のバナナアイス
Rin licks Ice Bar.
after "Yes! Precure5"
希望のバナナアイス
Nozomi licks Ice Bar.
after "Yes! Precure5"
はじけるバナナアイス
Urara licks Ice Bar.
after "Yes! Precure5"


水樹奈々 Nana Mizuki
仙台の姫。2006
NANA MIZUKI LIVE UNIVERSE 2006 -Summer- IN SENDAI
武道館の姫。
NANA MIZUKI LIVE RAINBOW 2004-2005 IN TOKYO
名古屋の姫・2004冬
NANA MIZUKI LIVE RAINBOW 2004-2005 IN NAGOYA
川口の姫。
NANA MIZUKI LIVE SENSATION 2003 IN KAWAGUCHI
仙台の姫。
NANA MIZUKI LIVE SENSATION 2003 IN SENDAI


いろいろ Variously
起動、64秒。
When Miku wake up
オペラシティのミク(サファイア仕様)
Miku at Tokyo Opera City
Poco Brillante
Airi who sits
after "Mashiro-iro Symphony"
凛子にプログレを聴かせようとする。
Rinko in the CD shop
after "Loveplus PLUS"
Pathétique
Pathos
after "Lyrical-Nanoha"
秘書とバナナアイス
Oboro licks Ice Bar.
after "Zettai-Karen Children"
可憐なバナナアイス・眼鏡編
Aoi licks Ice Bar.
after "Zettai-Karen Children"
可憐なバナナアイス
Shiho licks Ice Bar.
after "Zettai-Karen Children"
双子紐
Kagami & Tsukasa in White Sling Shot.
after "Lucky*Star"
ツンデレアイス
Kagami licks Ice Bar.
after "Lucky*Star"
ばな☆あい
Konata licks Ice Bar.
after "Lucky*Star"
生天目紐三昧
Kanade, Eriko & Shizuma in White Sling Shot.
after "Gokujou-seitokai / Maria-sama ga miteru / Strawberry Panic"

奈緒・ジュリエット仕様(性的な意味で)
Nao, Juliette Style.
after "My-HiME / My-Otome"

喜びの島 -Chisato Kadokura Birthday 2006-
L'Isle joyeuse
after "NOëL La neige"

奈緒ちゃんの すごい お(略
Nao's terrible P...
after "My-HiME"

主人と狼
Master and Wolf.
after "Lyrical-Nanoha"

美しき夕べ -Ryo Midorikawa Birthday 2003-
A Beautiful Evening.
after "NOëL La neige"



《PICTAPS》
なんか描いてみたけどコワイ。(2008.11.6.)※設定がいまいち良く解ってないので後日リベンジ。
即興キャラだが、これはうまくいった模様。(2008.11.8.)
黒い何か(古典的?)(2008.11.18.)


普通 Fine art

マジレスカコワルイ
Answering to a question seriously is foolish

5つの小品
Five small paintings
I.八方塞がり
Everything going wrong
II.君の顔を見て笑えない
It cannot see and laugh at you
III.彷徨う
I wander about
IV.壁の下の希望
Hope under a wall
V.崖の風景
Scenery of a cliff

頭の悪い人
The Perfect Fool

絶望を埋めた山へ向かう人々を見送る
I see off people who go to the mountain where despair was buried.

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about music

(2013.1.23.)

 【一年遅れ】特集・2011年の私的ベスト10
 2011年の内に購入した新旧盤、中古盤含めて約200枚ほどから新譜を中心に選定。何故こんなに遅れたかといえば、全く文章を練っている暇が無かったというのが大方の原因。しかしどうしても紹介しなければならない重要タイトルが多く、飛ばすわけにはいかなかったのだった。

01. 滂沱必至、至高の“田園交響曲”

『ザンデルリンク・ベルリン・ライヴ1991』
 モーツァルト: 交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
 ベートーヴェン: 交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 “田園”

クルト・ザンデルリンク/ベルリン・ドイツ交響楽団
(独WEITBULIC KSSS0101-2)
 2011年に発売されたCDの中での正真正銘のベスト1と言える名匠ザンデルリンクの一夜の記録。パッケージにはベルリン・ドイツ交響楽団と表記されているが、この演奏会の時点(1991年12月)ではまだ西ドイツだったので正式にはベルリン放送交響楽団と呼ばれていた。

 それはともかく、この“田園”は数多の録音の中でも最高級の超名演。木管の小鳥のさえずり、弦の小川のせせらぎやそよ風の描写が全く陳腐に聴こえず、時にこの曲がブルックナーの先取りだ、と言われるのも頷ける。第3楽章でのホルンやクラリネットの絶妙の呼吸は全部一人で演奏しているんじゃないかと思えるくらい見事で、さらに第5楽章の冒頭部分の精妙さは滅多に聴けないもので(思わず目を閉じて一つ一つの音を噛みしめたくなる)、脳裏には雄大な雲の流れや夕陽に染まる山脈が広がる・・・この交響曲が決して単純な標題音楽ではないにもかかわらず。そして終盤の夕べの敬虔な祈りにも似た美しい音たちに言葉を失う。ベートーヴェンが単なる田舎の風景としての「田園」ではなく、この世を全て包み込む原初の祈りの言葉をこめて「Pastorale」と名付けたこの交響曲に最も相応しい演奏の一例がここに記録されているのだ。

 前半のモーツァルトも全く素晴らしい。当時既に盛んになりつつあった古楽奏法などには目もくれない従来通りのスタイルで演奏されるが、やはり音楽というのは内容であって方法ではない。重要なのは演奏家を介して、音楽の向こうにベートーヴェンやモーツァルトたち作曲家の精神は確かに存在しているのか?ということだ。
 (だから「ボカロ曲は機械が歌っているから、本当の歌じゃない」などという一部の有名人や識者の物言いは、単に己の思慮の無さを曝しているだけといえる。「人間が演奏するから心がこもっている」なんて勘違いも甚だしい。音楽の向こうには何も見えない、心の無い「人間」の演奏家なんて掃いて捨てるほどいるではないか。)

02. 沈痛な響きの果てに待つ光明

佐村河内守:
 交響曲 第1番 “HIROSHIMA”
(2003)

大友直人/東京交響楽団
(DENON, 日本コロンビア COCQ-84901)

 完成から6年後の2009年に抜粋の形で広島で初演、翌年春にに同様の形態で東京で再演、その秋に全曲版が京都で演奏されて徐々にその存在を知られるようになった、佐村河内守 (Mamoru Samuragochi, 1963- ) の畢生の大作。
 東京での再演と作品にまつわる詳細は以前の雑記を参照していただきたいが、一言で言えばこの曲は「“暗”から“明”へ」という、ベートーヴェンから交響曲に脈々と受け継がれる単純ながらも最も重いテーマに則って書かれた強靭な作品である。

 苦難や絶望(それは作曲家の生い立ちや境遇について大いに考えざるをえないが)を描いた音楽作品は言うまでもなく数多く存在し、中でも以前紹介したペッタションの所謂「暗黒交響曲」はその代表例だ。
 しかしペッタションの作品では己が苦しみをあくまで私的内宇宙へ収束していくものであるのに対し、佐村河内氏の交響曲は個人を取り巻く闇、個人の内の闇を描きながらも、やがてその闇にささやかな光が生じ、それが個人への希望の光にとどまらず隣人への光となり、さらに外へと放射される強力な意思の存在を予感させる。だから非常に長く厳しい表情の音の連なりに70分以上も付き合わなければならないが、最後まで耳を傾けた者の内側には必ず暖かい光が感じられることだろう。それゆえ、この曲のCDを渇望した人は少なくなかったに違いなく、それが東日本大震災の直後に録音されていたとは、人の縁の不思議を感じないわけにはいかない。

03. 遂に真価を示した超巨大セカイ系交響曲

ブライアン: 交響曲 第1番 ニ短調 “ゴシック” (1919-27)

スーザン・グリットン(s),クリスティーネ・ライス(Ms),
ピーター・オーティ(t),アラステア・マイルズ(Bs),
マーティン・ブラビンズ/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団,
 BBCコンサート管弦楽団,BBCウェールズ・ナショナル合唱団,
 ロンドン・シンフォニー・コーラス,ブライトン音楽祭合唱団,他
(英hypeion CDA67971/2)※2枚組
 ヴィクトリカ可愛いよヴィクトリカ。いやそーじゃなくて(綴りが違うやんw)。2011年に行われた世界中の演奏会の中でも大事件と言われ、まるで某声優のライヴのようにチケットが発売直後に瞬殺されてしまったという、ブライアン (Havergal Brian, 1876-1972) の《ゴシック交響曲》のプロムスにおけるライヴ録音(2011.7.17.)が早くもCD化。DVDも出せばいいのに。

 その演奏会については以前雑記に書いた通りなので繰り返さないが、あの音響特性が良いとは言えないロイヤル・アルバート・ホールでの録音にもかかわらず、音楽史上最大の(演奏可能な)交響曲の全貌は概ね捉えられているといえるのは幸いなことだ。もちろん強奏時で音が飽和状態になったり、合唱の歌詞がはっきり聴き取れない部分があるにしても(多分現場に居ても無理な話だ)。そんなことよりも重要なのは、この録音が演奏の質と覇気において既存のCDを遥かに凌駕しているということだ。身近な(?)例えで言えば、自分にとって一番カッコいいと思う設定をこれでもかというくらい詰め込んで小説を書いたら誰も読めないし理解もできない中二病的大長編になってしまったのに、それを完全に理解して解り易く漫画にしてしまった親友が急に現れた感じだ(ヤな例えだなw)。

 それはそれとして(なんで例えたw)、普段は割と奇天烈な曲でも抵抗の無い自分がこの曲に限ってはボールトやレイナルトのCDに手を伸ばすのも億劫だったのに(本当にただ持っているだけ)、この演奏会のBBCの中継のアーカイヴを何度も聴きなおし、その後このCDも入手して何度も聴き、とうとうPCに取り込んで作業用BGMにしてしまうくらい画期的な演奏なのである。

04. これは何かの陰謀じゃよ!(byファーザー)

橋本國彦:
 交響曲 第2番
(1947)
 3つの和讃 (1948) *
  (宝林宝樹微妙音/清風宝樹をふくときは/一一の花のなかよりは)
 感傷的諧謔 (1928)

湯浅卓雄/藝大フィルハーモニア,福島明也(Br)*
(ナクソス・ジャパン 8.572859J)
 皇紀2600年記念に政府からの委嘱で書かれた《交響曲 第1番》が2001年にようやく初録音されたばかりという、名前ばかり有名で実態を知られていない大変不遇な橋本國彦 (1904-1949) の新録音。しかもまたしても《交響曲 第2番》と《3つの和讃》が世界初録音である。

 《交響曲 第2番》は日本国憲法制定記念で「当局」(勿論背後にGHQ)から委嘱された作品で、初演時には“祝典交響曲”と題されていた(本人が承認していたかどうかは不明)。そんな重要な作品にもかかわらず、当時の文書にも記録が残らず今の今まで全く忘れ去られていたというのは信じがたい話だ。私見ながらこの曲は同時代のプロコフィエフの交響曲などよりもはるかに優れたものだと言えるし、こんな秀作が長年黙殺されていたというのはもう《第1番》と同様に何かの陰謀か悪意があったとしか思えない。
 憲法改正云々と何かと騒がしいこの時期には大変タイムリーな作品だが、そんな外的要因はさておいて、作曲家の早すぎる晩年に書かれた堂々たる純音楽的作品に虚心坦懐に耳を傾けてはどうだろう。

 《3つの和讃》は親鸞聖人の『浄土和讃』から採られた言葉による管弦楽伴奏歌曲で、仏教の和讃の詠唱とイタリア歌劇に代表されるベルカント唱法との融合を図ったもの。ヴェルディ等の劇場的空間と日本の抒情が見事に共存している、というかフツーにカッコいい。
 《感傷的諧謔(スケルツォ・コン・センチメント)》は橋本の若い頃の作品で、開国から僅か60年で近代西洋音楽もまだ浸透していたとは言えない日本で、既にブルックナー風の大規模なスケルツォが書かれていたというのは驚嘆すべきことだろう。

05. 贅沢エコロジー

『イングリッシュ・スプリング』
 バックス: 交響曲“スプリング・ファイヤー”
 ディーリアス: “春の牧歌”,“春の行進曲”(《北国のスケッチ》より)
 ブリッジ: “春の訪れ”

マーク・エルダー/ハレ管弦楽団
(英HALLE CONCERTS SOCIETY CD HLL 7528)※CD-R
 エルガーの主要な管弦楽作品をシリーズ録音しているエルダー&ハレの、エルガー以外の作曲家の作品でイギリスの春をテーマにした一枚(リリースは夏だったけどw)。

 まず目を惹くのはバックス (Arnold Bax, 1883-1953) の番外の交響曲“スプリング・ファイヤー”である(自分がこのCDを入手した最大の理由)。「夜明け前の森にて」「暁と日の出」「終日」「森の国の愛」「バッカスの巫女たち」と題された5つの楽章から成るが、これらは続けて演奏される。荒涼とした心象風景を描いた7曲の番号付き交響曲とは異なり、夢幻的な妖精の世界に取材した作品で、例えるならイギリス風「ダフニスとクロエ」といった感じ。なかなか美しい作品だが、滅多に演奏されないし録音も少ないので新たな音源は大歓迎。

 他の二人の作品も実質的には交響詩で(特にブリッジのものは名作として知られる)、イギリス(主にスコットランドやアイルランドの方)の春の風景が綿々と描かれる。主題の関係で下手をすればつかみどころのないものになってしまうところをエルダーのメリハリのある指揮で、気持ちの良い音の風景画として聴き入ることができる。尚、2010年に取上げたエルガーの盤でもふれたが、このレーベルは正規盤でもCD-Rなので注意。

06. 忘れられたロマン派の銘品

クルークハルト:
 ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 op.68 *
 交響曲 第3番 ニ長調 op.37

ミリアム・チョップ(Vn)*
ゴロー・ベルク/デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団
(独CPO 777 465-2)
 クルークハルト(August Klughardt, 1847-1902)はケルンで生まれたブラームスやワーグナーと同世代の音楽家。ワイマールやデッサウの宮廷楽団の音楽監督を歴任し、1893年にはワーグナーの《ニーベルングの指輪》の全曲公演をデッサウで試みている。作曲家としては4つの歌劇、5つの交響曲の他、様々な管弦樂曲や声楽曲を残しているが、今日省みられる作品はごく少ない。10年前にSterlingレーベルからリリースされた《チェロ協奏曲》と《オーボエ小協奏曲》等が注目すべき内容だったのだが、その後この作曲家の作品を聴く機会はついぞ訪れず残念に思っていたところ、このCDの登場である。

 協奏曲としては例の少ない4楽章構成の《ヴァイオリン協奏曲》はクルークハルト晩年の作品で、ブラームス的な古典美と叙情性にワーグナー風の劇性とスケール感を加味した力作。勇壮な第1楽章から叙情的な第2楽章と第3楽章までは切れ目無しに演奏され、快活な第4楽章で締めくくられる。第2楽章は第1楽章の終結部の旋律を受け継いで逡巡するような表情の短い楽章、対して第3楽章は息の長い歌うような旋律が美しいが、この2つの楽章はいわばオペラのレシタティーヴォとアリアの関係でワンセットとも考えられるので、曲全体はメンデルスゾーンやブルッフの流れを汲む典型的な3楽章構成のロマン派協奏曲とみることができる。独奏パートも技巧的で華麗であり、作曲家のネームヴァリューの無さのために演奏される機会がほとんど無かったというのは不運としか言いようがない。

 《交響曲 第3番》はロマン派の交響曲として及第点という感じ。第1楽章は気宇壮大でなかなかの出来だが、残りの楽章がお互いの楽想の関連性やドラマ性に不足し散漫な印象を受ける。これは演奏のせいではないだろう。ともあれ、協奏曲の方はその内容もさることながら演奏も上等でこちらだけでも一聴の価値有りである。

07. 想い出の名演がようやく正規盤に

マーラー:
 交響曲 第2番
ハ短調 “復活”

キャスリーン・バトル(s),クリスタ・ルードヴィヒ(Ms),
ジェームズ・レヴァイン/
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
(独Orfeo C837112B)※2枚組
 今やメトロポリタン・オペラの重鎮であるレヴァインがヨーロッパで大活躍(?)していた頃の1989年のザルツブルク音楽祭のライヴで、NHK-FMでも放送されて話題になった演奏。
 当時レヴァインはRCAにフィラデルフィア管弦楽団やロンドン交響楽団を使ってマーラー交響曲全集を録音中で、あとはこの《第2番》と《第8番》を残すのみだった。完成していれば秀演揃いのセットとなったはずだが、大方の予想を裏切ってこの2曲はとうとう録音されなかった。

 全集が未完成となったのは本当に残念だが、その補完というわけではないが遅まきながらその時の記録が正規盤としてリリースされて多くの人が聴けるようになったのは有難い。ともすれば暗く篭りがちになるウィーン・フィルの音がレヴァインの(良い意味で)アメリカンな指揮で明るい艶のある響きを保ち、必要以上に深刻になることを免れている。その結果、前半は多少響きが軽めであることは否めないが、終楽章の力強く輝かしい高揚感は何にも代え難いものとなった。締めくくりの5分は最高の聴きものだ。

08. ようやく登り始めたばかりだからな この果てしなく長い無伴奏坂をよ…

『バッハ&レーガー:無伴奏ヴァイオリンのための作品集』
 レーガー: 前奏曲とフーガ op.117-1&2,シャコンヌ op.117-4
 バッハ: ソナタ 第1番,パルティータ 第1番&第2番

庄司紗矢香(Vn)
(仏MIRARE MIR 128)※2枚組
 2006年のN響定期でのノリントンとの共演を聴いてから個人的に応援対象になった庄司紗矢香の新録音。どうでもいいことかもしれないが、ジャケット写真は篠山紀信の撮影。

 バッハとレーガー (Max Reger, 1873-1916) という100年ほど時代の違う音楽を交互に聴かせるという凝った構成は、聴き手に両作曲家のイメージについて改めて問おうという、非常に硬派な意図をこめているのであろう。弾いている方もただでさえ演奏の彫琢が困難なバッハの無伴奏作品を、バッハの後塵を拝してより内省的なレーガーの無伴奏作品と組み合わせるのだから、さらに苦行の様相を呈している。しかしここで聴かれる演奏は非常に美しい。それは耽溺するようなものではなく、凛としてビターな響きだ。
 アルバムの終盤、レーガーのシャコンヌを経てバッハの稀代の名作であるシャコンヌ(《パルティータ 第2番》の終楽章)に到達した時、一つの楽器が切り開いた世界で聴き手には何が見えるだろうか。そしてこのアルバムでバッハの6つの無伴奏ヴァイオリンのための作品が丁度半分聴けたことになるが、残り3曲を今後どのような形で聴くことができるのか楽しみに待ちたい。

09. スーパーリサイクルショップ・バッハ

『バッハ:カンタータからのシンフォニア』
 “神よ、我ら汝に感謝す”BWV.29,“主よ、我は汝を求む”BWV.150,
 “されど同じ安息日の夕べに”BWV.42,
 “心も魂も乱れ果て”BWV.35,“主は我らを思いたもう”BWV.196
 〜シンフォニアやソナタ他、全19曲

オッターヴィオ・ダントーネ(org&指揮)/アカデミア・ビザンティナ
(英DECCA 478 2718)
 バッハは教会暦に則したカンタータを約200曲残したが、それらは合唱と独唱で構成されただけではなくて冒頭に序曲的な器楽曲を置く事もあった。 それらは「シンフォニア」とか「ソナタ」などと呼ばれていたが、このCDはそれらを一挙にまとめた今までありそうでなかった好企画。

 各カンタータの福音書的なタイトルはこの際忘れ独立した曲として聴けば、オーボエ協奏曲風のもの、オルガン協奏曲風のもの、あるいは合奏協奏曲風のものなどスタイルは様々で楽しめるだろう。しかもそれだけではない。バッハはこの種の曲に過去に書いた器楽曲を編曲・転用していることもあり、御馴染みの曲が全く別の顔をしてちゃっかり居すわっていたりする。このCDではいきなり1曲目の《BWV.29》のシンフォニアが《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番》の「前奏曲」を編曲したもので、超絶技巧の独奏曲がここではオルガンやトランペットやティンパニが活躍するド派手な曲に変身している。他にもチェンバロ協奏曲や《ブランデンブルク協奏曲》を原曲とするものも入っているので、順を追って聴けば「あれれ〜?」(by高山みなみ)となること受けあい。第1話で死んだりしないよ(それは一字違い)。

 カンタータに興味はあっても合唱とか宗教とかめんどくせーとか思う人は少なくないが、そんな理由でバッハのこの「匠の技」を聴き逃すのは愚の骨頂だ。優れた鍵盤楽器奏者であるダントーネがオルガンも兼ねて指揮をする古楽器集団アカデミア・ビザンティナの演奏はノリが良くて、楽しさ倍増である。

10. 北の最終兵器の伝説はまだまだ続く

チャイコフスキー:
 交響曲 第1番
ト短調 op.13 “冬の日の幻想”
ストラヴィンスキー:
 バレエ組曲 “火の鳥”
(1945年版)*

エフゲニー・スヴェトラーノフ/
 BBC交響楽団,フィルハーモニア管弦楽団(*)
(英ICA CLASSICS ICAC 5007)

ショーソン:
 交響曲
変ロ長調 op.20
フランク:
 交響曲
ニ短調

エフゲニー・スヴェトラーノフ/スウェーデン放送交響楽団
(独WEITBLICK SSS0125-2)
 スヴェトラ御大が亡くなって10年が経つが今も既発売音源の再発売のみならず過去のライヴ音源が続々と発表され、死してなおも快進撃という状態。御大恐るべしである。そしてこの2枚はその中でも特に推したい初出音源。

 2002年ライヴの《冬の日の幻想》は御大生涯最後の演奏会として知られているもので海賊盤も出回っていたが、これが正規発売。凄い推進力とうねるようなカンタービレはとても死を前にした人の演奏とは思えない。BBC響はオケとしては決して一流とは言えないが、ここでは完全に御大の手足となって自在な演奏を展開している。
 1996年録音の《火の鳥》は今まで知られていなかった音源で、御大とのセッション録音ではあまり芳しい成果が挙げられなかったフィルハーモニアが、ここでは別の団体のような名演を披露している。あまり演奏の機会が無い1945年版(有名な1919年版よりも長く、オーケストレーションも異なる)を使用している点もポイント。

 スヴェトラーノフは生涯に渉ってスウェーデン放送交響楽団に度々客演し、スウェーデン国営放送のアーカイヴには多くの名演・奇演・爆演が残されているが(今も時々再放送される)、それらが少しずつ正規盤としてリリースされはじめている。
 ロシア人指揮者である御大とフランス音楽は意外に相性が良かったことを証明するのがこのCDで、特に死の年である2002年のライヴのショーソンはあまり演奏機会に恵まれずレパートリーに入れている指揮者も多くないこの曲の中でも一、二を争う名演と言っていい。この作品の演奏としては例が無いほどの超スローテンポによる異形の表現だが、曲が破綻しないばかりかショーソンの音楽に介在するワーグナー的な特質を十全に引き出した圧倒的な名演である。
 フランクの方はそれよりかなり前の1979年の演奏でテンポは常識的なものだが、やはりこの曲のドイツ音楽的な側面を強調した逞しい表現で、凡百の演奏とは一線を画すものだ。

■ ■ ■

 今回の01から04は掛け値なしの記念碑的な名盤と言って差し支えない。01はもう既に心の福音書。02は聴かないと死にます(まあ聴かなくてもいつか死にますけどw)。06の前半はあまりの曲の良さにびっくりである。08は聴く精神安定剤。09の面白さは無類。10はもうとにかく面白い。音楽はこうでなければ!という感じ。

BACK NUMBER

2010年の私的ベスト10+α (2011.7.7.) ※1ページにまとめて掲載してあります。
01.ツヴェールズ:交響曲 第3番 / 02.カゼッラ:《シンフォニア》&《イタリア》
03.ギュラー放送録音集1964 / 04.テンシュテット&ウィーン・フィルLIVE1982
05.ガーディナーのブラームス:交響曲 第4番 / 06.芥川也寸志:《双子の星》
07.ヘルツォーゲンベルク:ヴァイオリン協奏曲&《オデュッセウス》
08.ツェートマイヤー&エルダーのエルガー:ヴァイオリン協奏曲,他
09.アファナシエフのショパン / 10.シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集 +α

2009年の私的ベスト10+α (2010.5.24.) ※1ページにまとめて掲載してあります。
01.マルクス:管弦楽曲集 / 02.ハイドン:人形歌劇《大火事》
03.ジュリーニ/ベルリン・フィル・ライヴ1973 / 04.ガーディナーのブランデンブルク協奏曲集
05.アレッサンドリーニのモーツァルト:序曲集 / 06.アバドのペルゴレージ
07.バルトリのカストラート・アリア集 / 08.メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
09.ヘンデル:ドイツ語アリア集&王宮の花火の音楽 / 10.日本の1953年の交響楽 +α

2008年の私的ベスト10……編集中。
2007年の私的ベスト10……編集中。

2006年の私的ベスト10+α (2007.7.8.) ※1ページにまとめて掲載してあります。
01.山田耕筰:長唄交響曲《鶴亀》 / 02.ヘルツォーゲンベルク:オラトリオ《キリストの誕生》
03.モーツァルト:ピアノ・ソナタ集(グリーグ編曲の2台ピアノ版)
04.マンゼvsビオンディのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集 / 05.リース:ピアノ協奏曲集
06.カリヴォダ:交響曲 第3番,他 / 07.ヨッフムのハイドン&ヒンデミット
08.ボールト&デイヴィスのエルガー / 09.ペッタション:交響曲 第12番
10.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第7〜9番 +α

2005年の私的ベスト10+α (2006.1.12.) ※1ページにまとめて掲載してあります。
01&02.テンシュテット・ライヴ集 / 03.ジュリーニ・ザルツブルク・ライヴ
04.クレンペラー&ウィーン・フィル1968 / 05.シャイー・イン・ライプツィヒ
06.アクロン:ヴァイオリン協奏曲 第1番 / 07.アルウィン:ピアノ協奏曲 第1&2番
08.ショスタコーヴィチ:交響曲 第4番(2台ピアノ版)/ 09.ターネージ:作品集
10.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第22&26番(室内楽版)+α

2003年の私的ベスト10
01.吉松隆:交響曲第5番/藤岡幸夫(2004.1.30.)
02.ガーデ:交響曲第1&5番/ホグウッド(2004.2.2.)
03.リース:交響曲第4&6番/グリフィス(2004.2.8.)
04.スヴェトラーノフ/モスクワ&ロンドン・ライヴ(2004.2.16.)
05.クレンペラー/ベルリン・ライヴ1964(2004.3.16.)
06.ヒンデミット自作自演集(2004.4.13.)
07.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&25番(室内楽版)(2004.5.6.)
08.バックス:交響曲第6番/ロイド=ジョーンズ(2004.5.25.)
09.ビーチ:ゲーリック・シンフォニー/シャーマーホーン(2004.6.5.)
10.橋本、宮原&大澤作品集/本名徹次(2004.7.9.)

これまでの「びっくりどっきりCD」 ※昔の文章も不定期で再掲載していきます。
ベートーヴェン:交響曲第5&6番/ノリントン(2003.5.23.)
ドヴォルザーク:交響曲第6番/ビェロフラーベック(2003.7.10.)
シュルツ=ボイテン:交響曲第5番/アドリアーノ(2003.9.7.)
シューマン:チェロ協奏曲&ヴァイオリン協奏曲/メルツ(2003.12.24.)
シューベルト:《未完成交響曲》オルガン版/シュテンダー(2004.1.17.)
ラフ:交響曲第7番/アルベルト(2004.7.31.)
ワーグナー:交響曲/メルツ(2004.8.30.)
チャイコフスキー:交響曲第1番/ヤルヴィ(2004.10.6.)
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲/カッチェン&マントヴァーニ(2004.11.12.)
フルトヴェングラー:交響曲第2番/G.A.アルブレヒト(2004.12.13.)
バックス:交響詩《クリスマス・イヴ》/トムソン(2004.12.20.)
ミニョーネ:シンフォニア・トロピカル/ネシュリング(2005.1.10.)
ボイト:歌劇《メフィストーフェレ》から「天上のプロローグ」/バーンスタイン(2005.3.10.)
ブラームス:交響曲第1番/オールソップ(2005.4.18.)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1&5番/マズア(2005.5.7.)
クリフ:交響曲第1番/ファイフィールド(2005.6.23.)
ドヴォルザーク:交響曲第6番/C.デイヴィス(2005.7.25.)
ムソルグスキー:展覧会の絵(様々な編曲者による管弦楽版)/スラットキン(2005.9.3.)
ラフマニノフ:交響曲第2番/ロジェストヴェンスキー(2005.10.9.)
チェルニー:交響曲第1番/ヘンペル(2005.11.25.)
ディープ・パープル『ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』(2006.3.21.)
M.ハイドン:レクィエム/ツァハリアス(2006.5.13.)
スヴェトラーノフのプロコフィエフ,ブリテン&ベルリン1989LIVE(2006.9.23.)
難波薫/フルート・レヴォリューション(2007.1.15.)
ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル&ノリントン/ゲヴァントハウス ライヴ集(2008.3.14.)
スタンフォード:交響曲第3&6番/ロイド=ジョーンズ(2008.7.26.)
グラス:《トルテカ・シンフォニー》&ドアティ:《メトロポリス・シンフォニー》(2009.12.16.)
チャイコフスキー&リスト:ピアノ協奏曲集/アリス=紗良・オット(2010.9.17.)
ドヴォルザーク:交響曲第6番/オルソップ(2011.10.14.)



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2013.5.24. 前衛の皮を被った古典劇

 渋谷のオーチャードホールで渋谷慶一郎・作のボーカロイド・オペラ《THE END》を観る。昨年山口県の情報芸術センターで初演されたものの改訂版初演で、今回は23日夜と24日昼・夜の計三回公演。その前日に関係者(や芸能人)のみを招待したプレミエや衣装デザイン担当をしたルイ・ヴィトンのプレゼンテーション等が行われた模様。
 口さがない連中は「芸能人を招待してステマを打つ目的で掛かった費用を補填するために一般販売のプラチナ席が10000円で、とんだボッタくり」などと言っているらしいが、笑止千万。『SWITCH』スタッフによるプログラム(2000円、右図参照)付きならば、安い席で観て別でプログラム買うよりもはるかにコストパフォーマンスが高いといえよう
 通常、オペラ公演は人件費が途方もないのでオーケストラ公演などよりも高い入場料なのが当たり前だが、この辺の話をすると数年前の仕分け騒動や橋下某の無教養発言にまで及んでしまってイヤな感じになるので省略。何れにせよ「新しい創造行為を目撃するために相応のお金が払えますか?」という点が肝心なのだ。ちなみに手元にプログラムはあるが未だにパラ読みした状態のため以下の文章は全く見当違いかもしれないので、ご承知おきを。

 オペラは暗闇のホールで四方のスピーカーからミニマル風(にノイズが混じる)の音楽が流れるところから始まる(いつもの渋谷慶一郎・・・ちなみに自分はこの人の音楽は別に好きではないが、それは自分がいつもショパンが好きではないと言っているのと同じレベルの話)。ステージ上には互い違いに組まれた3面(+1面)の大きなスクリーンと、その奥に舞台下手に小さなスクリーンが3面組み合わされた空間があり、そこにキーボードを前にした渋谷慶一郎本人。そこで姿を見せない「語り手」と、大スクリーンに映る「ミク」と「種別特定不能な生物」と「ミクの形をしたよくわからないもの」の対話、それを静観する(一声も発さない)「渋谷慶一郎」が姿を現したり消えたりする、という形態で進められる(ミク以外の声にはリンを使用している模様)。

 具体的なストーリーは有って無いようなもので、映像的には

 “ミクはとある一室に居て、そこへ尋ねてくる変な動物に「キミ、死ぬよ」と言われる”
 “部屋の外にミクの形をしたよくわからないものがうろうろしている”
 “海の底に沈んでいって息が止まっちゃうミク”
 “はるか彼方から伸びてきた手に首を絞められるミク”
 “よくわからないものと携帯電話で押し問答を繰り返すミク”
 “「ボクと一緒になれば何もかもわかるよ」とか言われて変な動物に丸呑みされるミク”
 “丸呑みされてキマイラのような姿になって四足で走り回ったり空を飛んだりするミク”
 “四肢バラバラになるミク”
 “「ミクは死んでいるの?眠っているだけなの?さあ?」”

 という感じだが、これでは何の事だかさっぱりわからない。

 しかしこれらの「絵」とそれぞれのキャラ(?)の「死生観」と「言葉」と無窮動風の「音楽」を、受け手のそれぞれの「中」で再構成すると、何のことはないフツーの「悲劇としての」オペラの骨格が見えてくる。しかもかなり私的な題材のもので、自分は真っ先にプーランクの《人間の声》(あるいは単に《声》とも呼ばれる)を連想した(他にシェーンベルクの《期待》とか)。
 プーランクの《人間の声》は自殺を目前にした女が昔の恋人に電話をかけて思い出話をするというもので、舞台は女の寝室だけで女以外は出てこないし歌うのも女一人。しかも死を前提にして、外の世界とコンタクトを取って拒絶したり受け入れたり、その会話の背景で(声を出さない)相手が明らかに観客に意識されたりする。さらには(なにぶん昔の時代なので)電話が混線して違う相手が出てきたり、交換手に女が文句言ったりする(これから自殺しようという女なのにw)。これはまるで《THE END》の中の時間推移やイベントではないか。いや本当は《THE END》が《人間の声》をなぞっているというべきなのだが。ただし、《人間の声》は最後に「終わり」が見えているが、《THE END》に「終わり」は確実には見えていない。

 もちろん制作スタッフが《人間の声》を意識していたかどうかは定かではないが、「オペラ」で「対話劇」で「死生観」を題材にした結果、自然とこのような体裁に整っていったのではないかと考えられる。
 だから、これを「金をかけた大規模なMMD」とか「わざわざコンサートホールで観る映画」などと捉えてしまうとホントに何のことだかさっぱりわからないものになってしまう。実際、終演後のカーテンコール(ここだけいきなり旧態然としている)で渋谷氏その他スタッフが3人くらい出てきた時の客の拍手ときたら何とも歯切れの悪いものだったし(なんか出てきたから拍手しとくか、みたいな)、死んだ魚のような目をして席を立つカップルとか、「ミクが可愛くない」とか、本当に「エヴァのパクリじゃん」と言ってる人とか、割と予想通りの惨状(笑)が展開していたのであった。

 この作品は今年の秋にはパリのシャトレ座で公演予定らしいが、はるか昔から様々な舞台作品を上演してしょっちゅう「殺伐とした世界(笑)」になったりするオペラのホームグラウンドでどんな反応がみられるか見ものである。日本よりはまともでエキサイティングな論争が起こるだろう。

 ・・・というかボカロ厨に限ってこの件に関してはだんまりですけど、どういうこと?



【拍手レス 2013.5.16.-6.17.】

> 三番目・・・ああ、レンきゅんのオテ。ンコの事ですね、判ります>大きいのは三番目の人
おい!わかってて言ってますね(笑)?三番目の人は腕に「03」の人よ?

> 64秒ミクさん。魅惑のヘソちらです(^^;じゃなくて、少し昔のSame.さんの柔らかいラインが出てて良いです。
最近線画の段階からフルデジタルだったのですが、ミクのシリーズの線画は今のところ手描きでやってます。やはり線がやっこくなりますね。量産できないけど。

> 最近SonyのXBA-40(カナル型ヘッドホン)を買いました。流行りの重低音は出ませんが小音量でも細かい音が出ます。そのせいもあってか長時間聞いても疲れないような感じです。意外な音を出すので聞かなくなったCDをもう一度引っぱり出したくなるのも面白いところです。
音が新しくなる(なったと感じる)と、やっぱり聴き直したくなりますよね。自分は昔、耳が大ピンチになったのでそれ以来普段はヘッドホンを使わないんですが、それでもたまに必要になるので手元に置いておきたいものです。やはり、インパクトよりは聴き疲れないというのが重要です。

> 三姉妹、おかわりで。二杯目はちょっと不味かった。
あー、みんな無かったことにしてますね、主に隣に引っ越してきた奴のせいで。


recent過去ログ+拍手レス(2007.3.〜 )

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